旅をする沼

マンガやなんやかやについて、読むのは自己責任で。

はじめに

最近、勉強した分のストレスを漫画を読むことで解消しているのだけど、やはり漫画だけは一生手放せる気がしない。しかし私の周りは思いの外漫画を読む人(または漫画について話そうという人)が少ないので、布教やプレゼンも兼ねつつ、備忘録的に好きな漫画のことを綴っていこうと思う。

私は生まれた頃から身の回りに漫画が溢れていて自然と雑誌やコミックを買う文化があったし、家族それぞれの守備範囲がいろいろだったので、割合どんなジャンルの漫画も読んでいたと思う。また、家族ぐるみで仲良くしていた家が一家そろって我が家以上の漫画狂だったので、その家から受けた恩恵はとても大きい。よくよく考えてみれば学校怪談、うしおととら鋼の錬金術師、ワンピース、ハチミツとクローバー夏目友人帳…なんでも借りたし、その子の家ではパプワくん、犬夜叉清村くんと杉小路くんとハンターハンター…なんでも読ませてもらった。その中で今も手元に置いておきたいと思い、大人になってから自分で買い直した漫画は少なくない。


幼い頃から少女漫画、少年漫画、青年漫画といろいろ読んできたけれども、漫画の読み方が明らかに変わったなあと思うようになったのは大学に入ったあたりからだ。

まず一つは、キャラ萌えと漫画本編を全く切り離して読むようになったこと。その漫画が面白いということと、自分がどのキャラが好きということは全く別の次元で処理されるべき問題であると強く考えるようになった(もちろんキャラを好きになる場合には本編上での魅力的なエピソードも大きな要素ではあるが)。とにかく私は、物語において重要な役どころを担い、このキャラがいるからこの漫画は面白いんだと思えるキャラのことは漫画におけるキャラクター造形として好きなのだ、ということと、ステータス的に魅力を感じるキャラクターというのは要するにキャラデザが良くて私の性癖や好みにストライクだということ(後者がいわゆるキャラ萌え)とを明確に分けて作品に向き合うようになった。

キャラ造形が魅力的だというのは例えるなら、ちはやふるで言うところの真島太一であり、おお振り田島悠一郎花井梓であり、ハイキューの及川徹と月島蛍であり、ベビステの江川逞のような人物をいう(キャラ萌えという観点で言えば推しキャラは新に栄口くんに赤葦くんに難波江くんです)。この辺に関しては個別の作品について書くときに詳しく。

とにかく、ここを完璧にすみわけるようになってから漫画というものの見方が変わったと思う。もっと言うならリスパラなんかはほぼ完全なフェチ漫画であるので、それこそ枯れ専の老眼鏡紳士フェチの人にしか勧められない(女性向けはなんだかフェチに訴える漫画が多い気がする)。

もう一つは大学に入って(特に20歳を越えたあたりで)高校生以下を子ども、と捉える感覚が身についたこと。漫画においてメインの登場人物が高校生(またはそれ以下)であるということは一つの重要な要素であると思う。かつての自分とキャラクターを重ねることもあるし、自分がもう戻れない場所への憧憬というものもやはりある。大抵の競技漫画は部活がメインなのでどうしても高校(中学)の3年間(チーム重視なら下手すりゃ1年間)というのが大きな前提になる場合も多い(この辺に関してはそのうちベビステの話をするときに詳しく書きたい)。なんかごちゃごちゃ書いたけれども、要するに歳をとって涙腺が緩くなり今は登場人物の親みたいな気持ちで漫画読んでるということです…。


持っている漫画は是非とも貸すので、とりあえず、みんな、マンガ、読もう!!

あとオススメの漫画あったら教えてくらはい。