旅をする沼

マンガやなんやかやについて、読むのは自己責任で。

再びメモ

将来的に経済力がついたら全巻集めたいな〜って思っている漫画

ベイビーステップ

 マガジンで途中から読み始めたので読み始めの記憶はあまりないけどエーちゃんが荒谷くんと試合するあたりだったから単行本でいうとまだ5、6巻あたりだったと思う。しかし気づいたらもう36巻……面白いから人に勧めたいのにそろそろ集めるのが躊躇われる巻数に。最初読んでたころは主人公が試合中にノート書いてるとか脳内でいろいろ分析してるシーンが多くて「なんかすごく地味な漫画だなあ」と思っていたんだけど、今ではエーちゃんの未来を見届けたいという気持ちでいっぱいです……。やっぱり競技もので高校生ってなると部活っていうスタイルとることが多いと思うんだけど、エーちゃんはテニスクラブの所属だからあまり学年や年齢とかは関係なく大会に出ていて、そのために同じ相手と何度も戦うことになるのが面白い。上の方の世界になってくると大会に出て勝ち上がってくる選手もある程度お決まりの人が多いためですね。そういう意味では年齢よりもプロかアマかという線引きの方が大きな意味がある。エーちゃんも最終的な目標はおそらくプロで食べていくことだろうから。それに大会がいくつもあるので少年漫画にありがちな「まあここで主人公が勝つんだろうよ」(地区大決勝とか、全国大会決勝とかね)という予想が通用しないのでそれが新鮮で良い(実際作者も試合の勝敗は描いていく流れで自然な方に決めてると言っていたし)。いつかエーちゃんが難波江くんや池くんにも勝てるような選手に育ちますように。とにかく最近まで続いていたタクマさんとの試合は熱かった……。

ダイヤのA

これまたマガジンで途中から読み始めたもの。記憶にあるのは薬師戦あたりなんだけど、最近アニメを全部見終わってようやく話の大筋を理解しました(遅い)。基本的にジャンプよりもマガジンの方が面白いと思っているのだけどスポーツ漫画は特にですね。野球漫画にありがちな弱小校が甲子園を目指す、というものではなくて甲子園常連校の強豪校に野球留学しに来た栄純がそのチームでエースを目指すという設定なのも良い。弱小校だと試合で勝てる理由にも限界があっていろいろ不自然に感じるというか、漫画ダナ〜と思ってしまうので、基本的な能力値は初めから高い方が割と好み。だってそれでも負けるときは負けてしまいますからね……。3年生と監督がらみのところは大体泣ける。ていうかとにかく監督が泣かせにくる。あと周りのキャラが個性的で主人公がちょいちょい空気になるところも良い。特に夏の西東京予選はライバル校がとても良いキャラ多くてババアはどっちが勝っても泣きます。そりゃ甲子園目指して勝ち上がってくるチームならお互い譲れない気持ちがあるよね〜〜〜〜!!って感じ。47巻でようやく1年生編が終わったけど、いつになったらエースナンバー付けて甲子園行けるんだろうね!!!

ちはやふる

友人に貸してもらって2巻目で号泣した漫画。これを読んだときの感覚はヒカルの碁を初めて読んだときに近いかも。かるたよく知らないのにうわーーーなにこれ面白い!!!って素直に思いました。そして私が日本漫画界における当て馬文化に目覚めるきっかけとなった罪深い作品。少女漫画ではよくあることだし、ちはやふるも少女漫画といえばまあそうなんだけども恋愛だけでなく競技でまで(漫画的に)見事なポジションに立ち続ける真島太一には頭が下がります。でもまだ連載途中だから太一のこれからに対する希望は失ってないよわたしゃ……。これも部活で団体戦に出る側面と名人・クイーンという年齢の枠を超えた個人戦の側面とあって、そこの落差というか選手間の競技に対する気持ちの違いというか、目標の違いあたりも見どころ。そしていくつになっても競技は出来るので指導者である原田先生が一競技者として試合してるところとか、大人たちの戦いっぷりもサイコー!!!

らんま1/2うる星やつら

高橋留美子作品はいくつになって読んでも色あせない面白さがあって大好きだけど毎回ドタバタしたりちょっとシリアスになったりラブコメしたりっていうのを延々繰り返していて巻数だけはやたら多いので集めるのがつらいです!!せめて文庫化して!でも大好きです!!!キャラが個性的すぎてキャラの人格に対して普通っていうものの感覚が麻痺してくる感じがたまらなく好き。ラムちゃんのキャラデザがサイコーすぎて本当に世界一ってか宇宙一可愛い女の子だと思う……。


今気になっている漫画

へうげもの

なぜ今更って感じだけど戦国鍋で利休七哲についての知識を得た今の私ならアニメ放送当時よりも楽しめると思ってなんか唐突に読みたくなった。漫画は未読。

・ダンジョン飯

バイト先の先輩に今度貸してあげるよ〜と言われたものの店頭に並んでいるところを見てもなんだか謎の多い作品。とりあえず先入観無しに読んでみようと思います。

・エマ

あの『乙嫁語り』の作者である森薫の商業誌デビュー作ということですからきっと妥協のないフェチを注ぎ込んだサイコーな作品なんだろうな〜と思って気になっている。金銭的な余裕ができたら読んでみたい。


最近漫画に関してまとめる時間がなくて長い間放置していたけど取り急ぎメモ程度に。

ドリフターズ/平野耕太

前回は石黒正数の作品についていろいろ書きなぐったので、掲載雑誌つながりでお次はこちら。平野耕太の「ドリフターズ」。

 

ドリフターズ 1 (ヤングキングコミックス)

ドリフターズ 1 (ヤングキングコミックス)

 

 

ずっと買おう買おうと思っていたんですがようやく買えました〜!!わ〜い!!本屋行くたび全巻平積みで置かれちゃたまらんですな、まだ既刊4巻だし……。

 

はっきりいってここ最近買った漫画の中でぶっちぎりの作品。

ドリフターズ」は簡単に言うと歴史上の人物たちがある異世界にとばされて国奪り合戦をする話。古今東西偉人チャンバラドリームマッチってところですね。

基本ファンタジー戦争物って感じだけど、思ったより殺伐とはしてない!内容重いわりに登場人物のみなさんは軽快な人が多いのでギャグも多め。

世界観の都合上専門用語が多くて、あらすじの説明がとても難しいのだけどwikiを多分に引用して説明すると大体こんな感じ。

 

西暦1600年、関ヶ原の戦いの最中、謎の存在『紫』の手により島津の退き口から、エルフやオークのいる異世界に召喚された島津豊久は、同様に流れ付いた織田信長那須与一と出会う。その地で「漂流者(ドリフターズ)」と呼ばれる豊久らは、人間が支配するオルテ帝国に虐げられるエルフの村を解放、その勢いのまま「国奪り」を開始する。

一方、北方の地では『EASY』の送り込む召喚者達「廃棄物(エンズ)」が黒王を頂点とし、亜人の軍勢をもって人類を絶滅させるべく進軍を開始していた。安倍晴明率いる、魔導結社「十月機関(オクト)」は漂流者を集め黒王軍に対抗すべく、豊久達にも協力を要請するが…。

その他にもオルテの大貴族にして、漂流者であったサンジェルミ伯。グ=ビンネン通商ギルド連合に身を寄せる山口多聞。亜人を率いて帝国方面軍に抵抗する、菅野直とスキピオ。…各地に散る漂流者と、世界の命運は混乱の一途を辿る。

 

この作品の魅力は当然、古今東西の英雄が集まることにあるんだけれどもそれをよく表したのが、「十月機関」から派遣された監視者兼補助役として有能なオルミーヌのこのセリフ。

 

そうか

この人達が私達と決定的に違うのは

知識や技術や文化がどうとかではなく

死生観が違うんだ

 

時代と場所と身分の違いっていうのはそういうこと。もちろん知識や技術の違いも面白さの一つなんだけれども、やはりこの作品の素晴らしいところは一人一人の人間を形作る思想の違いがビシバシ伝わってくるところだと思う。死生観とか倫理観とか信条とか、そういうものを詰め込む器として人間がある感じ。だから「紫」VS「EASY」がそのまま「漂流者」+「十月機関」VS「廃棄物」っていう構図にはならない。それぞれの人物がそれぞれの信条に従って行動を起こしている。だから戦のために生きている豊久が女の首は手柄にならないという理由でジャンヌダルクを仕留め(られ)ないところはサイコーでしたネ。

出てくる人が軍人や武士が多いので、戦術的な部分の駆け引きも面白さの一つ。こういうところにも時代場所の違いが出る。信長なんかは相手を罠にはめたり火責めとかでとってもイキイキしてて…武器に関してもそう。信長は銃(火縄銃的なやつ)使いたくて火薬をつくるんだけど、ワイルドバンチ強盗団に拳銃やガトリング銃見せてもらったときの顔といったら……悪い顔ダネー。「漂流者」と「亜人」(「十月機関」の構成員も「亜人」なのかなあ)それぞれの持っている知識と技術が組み合わさった時に新たな戦術の可能性が広がるのがムネアツです。あと「漂流者」は普通の身体能力を備えた人間だけども「廃棄物」はスタンド能力みたいなのを持っているので、「漂流者」と「廃棄物」では戦闘上のルールが違う感じもわりと好き、理不尽で!

ただしこの漫画を楽しむためにはもちろん読者が歴史的な知識を持っていることが望ましい。登場人物に関する基本的な知識はあった方が読んでて楽しい。「廃棄物」は悲惨な最期を遂げた人物と言われていて、その憎しみが基本的な行動原理になっている。ジャンヌダルクなんかは分かりやすいですね、能力炎だし(火刑で死んだので)。第二次世界大戦でパイロットをしていた菅野がジャンヌの能力によって炎上する城壁を見て空襲を思い出す演出なんかは結構好き。

 

漫画的なことで言えばとくにアクションシーンは見物。私はハガレンなんかはかなり戦闘シーンの描写が優れた作品だと思ってるんだけど、ああいう人の動きがすごくよく分かる、アニメーションを見てるよう、っていうようなのとはかなり違って「ドリフターズ」はどちらかと言えばジョジョタイプ。静止画というか、全部決めゴマみたいな。でもインクを使いすぎているせいかどうか知らんけど、とにかくそこに立ち込める空気とか、血や硝煙の匂いっていうのは画面からめちゃくちゃ伝わってくる。

あとは何と言っても台詞回しですね。ヒラコー節炸裂。まあ確かに厨二くさいところもあるっちゃあるんだけどもそういう部分は振り切れてしまえばあまり気にならない。「HELLSING」のときの少佐の「よろしいならば戦争だ」も相当しびれたけど、演説シーンなんかはやっぱりかなりかっこいい。

 

ちなみに私のオススメは菅野デストロイヤー直。実はこの漫画で初めて存在を知ったんだけど調べてみたらはちゃめちゃに面白い人でした…(史実として)。ちなみに「ドリフターズ」は各話のタイトルがいろんな楽曲名になっているだけど、なにより登場回のタイトルが「私の彼はパイロット」なのがサイコー。今後グ=ビンネン通商ギルド連合とかと絡むときに海賊とか出てきたら面白そうだなあと思う。希望だけど。

外天楼/石黒正数

外天楼/石黒正数(全1巻)

外天楼 (KCデラックス 文芸第三出版)

外天楼 (KCデラックス 文芸第三出版)

 

 今、いくつかの作品について並行して書いているのだけれど、冊数多いとやはりまとめるの時間かかる。あと癖(のようなもの)で漫画について話すときどうしても他作品をたくさん引き合いに出してしまうので引用が面倒くさい…。というわけで、しょっぱなは1巻完結の作品で、なおかつ自分の中にあまり蓄積のないSFの話にしようと思い「外天楼」をチョイス。

しかし「外天楼」を改めて読んだところ、これは何どう考えても私がぐだぐだいう前に一度読んでくださいとしか言いようのない作品だと思った。こんなことを言っては元も子もないのだけれど、この作品はとにかくありとあらゆる先入観を排して読むに限る。なので今回は作品の外堀的な部分を多めに語りたい。

 

一応差支えない程度にアマゾンさんからあらすじを抜粋。

外天楼と呼ばれる建物にまつわるヘンな人々。エロ本を探す少年がいて、宇宙刑事がいて、ロボットがいて、殺人事件が起こって……? 奇妙にねじれて、愉快に切ない――石黒正数が描く不思議系ミステリ!!

これ、短編でも読めるものを連作という形をとって単行本化したものなのだけど、調べてみたら初出がメフィストなんですね…。なるほどという感じ。

この作品をSFという扱いにしたのは別にロボットが出てくるからというわけではない。ここらへんに関しては「外天楼」に限った話ではなくなりそうなので、ひとまず話を作者まで広げてしまうけれど、石黒正数の作風の要素とは、ちょうどいい日常・ちょうどいい笑い・ちょうどいい謎だと思う。それらのバランス感覚が非常に優れている。それが一番わかりやすいのが代表作の「それでも町は廻っている」。

 

 こちらはメイド喫茶(おそらくみなさんが想像するメイド喫茶ではないです)アルバイターで女子高生の嵐山歩鳥を主人公にした日常コメディー。日常を描きつつもオカルト的なエピソード回もあり、なんとなくすっきりせずに終わることもままある。いわゆる石黒正数のSFとはサイエンス・フィクションではなくて「すこし・ふしぎ」ですね。藤子・F・不二雄の影響を大きく受けているというは作者本人も公言している。恥ずかしながら私は藤子不二雄サラブレッドではないため、そのあたりのことはあまり詳しくないので深く言及することは避けますが…。いずれにしても、石黒作品をミステリと言い切ることに関しては個人的に若干の違和感があるけれども良い謎が効いているという意味ではミステリ的な快感がある。また、笑いの要素と絵柄のポップさも作品を不思議で軽妙なものにすることに一役買っているのではと思う。漫画におけるギャグと絵柄の関係については私の中でも多少思うところがありますが、それはまた「よつばと!」あたりについて話すときにでも。まあ簡単に言えば、ギャグ漫画においてギャグで笑いを取るためには一般漫画以上の画力と画面上の書き込み(それもなるべく日常的な部分)が必要なのだというのが持論。絵が下手なギャグ漫画家はダメですね。

話がそれたので、石黒正数の話に戻ります。「外天楼」において、よく評価されているのは1冊の単行本としての構成力だけれども、石黒正数の手法はいわゆる伏線の回収というよりも、バラバラだったものを1点に収斂させる作業。正直言って、ミステリという観点でいえばそれまで与えられた要素で読者が結論に至ることはほぼ無理。そういう風には描かれていないと思う。強いていうなら石黒作品叙述トリックぽいのかな〜?読者に対するミスリードが多い気がする。導入から結論までがアクロバティックというか。

構成の話でいえば、これは有名な話だけど、「それ町」は基本的に1話完結の連載ですが時系列順に描かれていない。それはサザエさん方式を採用してるというわけではなくて、主人公の弟が先月号では小4だったのが今月号では小3になったりする。石黒正数はそういう中で整合性を持った話作りをする能力に長けた人なのだなあと思う。私はそういう連載作品における非連続性みたいなものが結構好きなので、石黒作品がハマるのかも。(連作の非連続性についてはぜひとも「学校怪談」の山岸に関して詳しく述べたい!!)「外天楼」もこうした続いているかと思いきや続いていないようで続いている、みたいな部分があるので私はそこが結構好き。

あと「外天楼」は星新一好きな人は好きかもしれないですね。何はともあれ1巻完結だし私が持っているのは文庫版で読みやすいので、興味のある人にはぜひお貸ししたい!!


ちなみに「外天楼」を読む際の心構えとして、なんとなくマッチするかなと思って載せたい文言があります。

1 まず、推薦文で先入観を持たないように目をそらしながら帯を外す

2 次に話の流れを認識しないために目次をとばす

以上は推理小説の愛読家でもある「それ町」の歩鳥の読書作法。


なんか最近レジュメとかレポートとか全然書いてなくて書く能力がだだ下がりな気がする。だらだら長いしすぐ脱線するしで全くダメですね。書かねば。

メモ

ひとまずこの辺りはまとめておきたい〜〜〜という作品をメモ。タイトル50音順でジャンルはごちゃごちゃ。時間ができたときにでもちまちま書き進めます。

思い出したらまた増えるかも。


学校怪談/高橋葉介
外天楼/石黒正数
ジャバウォッキー/久正人
タンタンの冒険/エルジェ

はじめに

最近、勉強した分のストレスを漫画を読むことで解消しているのだけど、やはり漫画だけは一生手放せる気がしない。しかし私の周りは思いの外漫画を読む人(または漫画について話そうという人)が少ないので、布教やプレゼンも兼ねつつ、備忘録的に好きな漫画のことを綴っていこうと思う。

私は生まれた頃から身の回りに漫画が溢れていて自然と雑誌やコミックを買う文化があったし、家族それぞれの守備範囲がいろいろだったので、割合どんなジャンルの漫画も読んでいたと思う。また、家族ぐるみで仲良くしていた家が一家そろって我が家以上の漫画狂だったので、その家から受けた恩恵はとても大きい。よくよく考えてみれば学校怪談、うしおととら鋼の錬金術師、ワンピース、ハチミツとクローバー夏目友人帳…なんでも借りたし、その子の家ではパプワくん、犬夜叉清村くんと杉小路くんとハンターハンター…なんでも読ませてもらった。その中で今も手元に置いておきたいと思い、大人になってから自分で買い直した漫画は少なくない。


幼い頃から少女漫画、少年漫画、青年漫画といろいろ読んできたけれども、漫画の読み方が明らかに変わったなあと思うようになったのは大学に入ったあたりからだ。

まず一つは、キャラ萌えと漫画本編を全く切り離して読むようになったこと。その漫画が面白いということと、自分がどのキャラが好きということは全く別の次元で処理されるべき問題であると強く考えるようになった(もちろんキャラを好きになる場合には本編上での魅力的なエピソードも大きな要素ではあるが)。とにかく私は、物語において重要な役どころを担い、このキャラがいるからこの漫画は面白いんだと思えるキャラのことは漫画におけるキャラクター造形として好きなのだ、ということと、ステータス的に魅力を感じるキャラクターというのは要するにキャラデザが良くて私の性癖や好みにストライクだということ(後者がいわゆるキャラ萌え)とを明確に分けて作品に向き合うようになった。

キャラ造形が魅力的だというのは例えるなら、ちはやふるで言うところの真島太一であり、おお振り田島悠一郎花井梓であり、ハイキューの及川徹と月島蛍であり、ベビステの江川逞のような人物をいう(キャラ萌えという観点で言えば推しキャラは新に栄口くんに赤葦くんに難波江くんです)。この辺に関しては個別の作品について書くときに詳しく。

とにかく、ここを完璧にすみわけるようになってから漫画というものの見方が変わったと思う。もっと言うならリスパラなんかはほぼ完全なフェチ漫画であるので、それこそ枯れ専の老眼鏡紳士フェチの人にしか勧められない(女性向けはなんだかフェチに訴える漫画が多い気がする)。

もう一つは大学に入って(特に20歳を越えたあたりで)高校生以下を子ども、と捉える感覚が身についたこと。漫画においてメインの登場人物が高校生(またはそれ以下)であるということは一つの重要な要素であると思う。かつての自分とキャラクターを重ねることもあるし、自分がもう戻れない場所への憧憬というものもやはりある。大抵の競技漫画は部活がメインなのでどうしても高校(中学)の3年間(チーム重視なら下手すりゃ1年間)というのが大きな前提になる場合も多い(この辺に関してはそのうちベビステの話をするときに詳しく書きたい)。なんかごちゃごちゃ書いたけれども、要するに歳をとって涙腺が緩くなり今は登場人物の親みたいな気持ちで漫画読んでるということです…。


持っている漫画は是非とも貸すので、とりあえず、みんな、マンガ、読もう!!

あとオススメの漫画あったら教えてくらはい。